ユネスコ世界遺産の「クヴァルケン群島(Merenkurkun saaristo)」とソルトカレット(Saltkaret)展望タワーからの絶景!
〜フィンランド2000キロを車で走る、夏の旅 Part 3〜

2020年07月05日

〜フィンランド2000キロを車で走る、夏の旅 Part 3〜

前回の橋からの続きです。

フィンランドの北西部にある「クヴァルケン群島(ゾーン A)(Merenkurkun saaristo)」は、バルト海北部のボスニア湾沿岸にあるユネスコの世界遺産(自然遺産)で、スウェーデンのヘーガ・クステンハイ・コースト高地海岸)と、フィンランドのクヴァルケン群島からなっています。

フィンランドとスウェーデンに挟まれた80㎞にわたる海峡で、フィンランド語では、メレンクルック(Merenkurkku)。"海の喉"を意味し、スウェーデン語名クヴァルケンと同じ意味です。

これらの地域は、氷河の融解に伴って土地が隆起する現象が、地球上で最も顕著に現れている地域であることから、世界遺産に登録されたのだそう。

島内を通る一本道の車道には、大きなルピナスの花が一面に咲いて歓迎してくれました。白、ピンク、紫とカラフル!

羊たちも出迎えてくれました。私が車からおりると皆一斉に向こうからさささーと走ってきてご挨拶。小さな村で、家々が点在し、もちろん人々が生活し、学校も小さなスーパーマーケットもあります。

国内の観光客がトレッキング、ハイキング、トレイル、キャンプ、サイクリング、バードウォッチング、海のレジャー(釣り、海水浴、カヌーやセーリングなど)で多く訪れるため、B&Bや小さな民宿などもあります。

キャンプ場や海水浴場は島の至る所にあり、アウトドアが大好きな人にとっては魅力的な場所です。

橋から島の奥へ車で25分ほど走ると、スヴェデハム(Svedjehamn)の海岸沿いにたどり着きます。

赤や黄色に塗装された伝統的な木造家屋が建ち並ぶ小さな漁港で、小屋の前にはヨットやボートが停泊しています。主に漁業で生計を立てているようです。

ここで車を停めて、虫除けスプレーを万全にしてから、15分ほど森の中を歩くと、

野生動物が出てきそうな森。

辿り着いたのは、この島のハイライト!

高さ20mのソルトカレット(Saltkaret、塩入れの意)展望タワーがあります。タールで黒く塗装された木造の塔。内部の螺旋階段で上に登ると、ウッドデッキからはクヴァルケン群島の素晴らしい海岸景観を360°見渡すことができます。ここからの景色が見たくて遥々やってきて良かったです。

スウェーデン側のクヴァルケン海岸(ハイ・コースト)は、ここからわずか50㎞ほど!天気が良い日は、スウェーデンが向こう側に見えます。

海上には岩石でできた小さな島がいくつもあり、表面は草花や木々が自生しています。これはモーレンと呼ばれる氷河地形の一つで、氷河の浸食で削り取られた岩石や土砂の堆積により形成されたものです。

360度異なった景観を楽しむことができます。こちらは永遠と続く森。

木造の塔。ここまでやってきてとてもよかったと、夫と共に大満足。素晴らしい景色と出会えました。

沿岸に唯一ある木造のかわいいカフェで一息。

木造のかっこいいボート。博物館のようで様々な角度から撮影。

観光客はゼロ。地元の人に数名出会いました。とっても静かな場所で心から癒されました。

1軒だけお土産屋さんが開いていたので、立ち寄りました。ハンドメイドのフィンランドの毛糸で作った暖かいソックス。

ここでひと泳ぎしました。地球との一体感で気持ちよかったです。心が洗われます。

透き通る綺麗な水。

帰りは橋をキャンプ場のある違う角度から、撮影。また訪れたい場所の一つです。

まだまだ旅は続きます…

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