ヘルシンキのオススメのレストラン: SAVU(サヴ)クリスマス期間限定のスペシャルなディナー(冬編)
ヘルシンキには、「季節限定」で営業する素敵なレストランやカフェがたくさんあります。この季節とは、主に夏季とクリスマスの期間限定が多いのですが、今回は、ヘルシンキ市内にある小さな島、Tervasaari(テルヴァサーリ)にある、 Ravintola Savu(レストラン サヴ)のご紹介です。
先日クリスマスディナーで行ってきましたのでその様子をご紹介します。
テルヴァ(タール)サーリ(島)、名前の意味は、「タール島」で、海に囲まれたこの島では、その昔、船のアクセスが良いこともあり、輸出するタールの貯蔵庫があったことから、タール島と名付けられたそうです。映画「雪の華」のロケ地としても知られています。
レストランの建物は1805年に建てられた歴史ある建造物で、そのまま大事に使われています。
店内には、フィンランドの伝統楽器カンテレなどが飾ってあり、フィンランドの田舎にきた雰囲気が味わえます。ここは雰囲気も良く料理も美味しいため、この時期は、会社のピックヨウル(日本でいう忘年会)の食事会で使われることが多いです。
心地の良いアットホームな雰囲気で出迎えてくれたのは、優しいフィンランドのお母さん「寒かったでしょう、まずは何か温まるもの、クリスマスグロッギはいかが?」と出してくれたのが、クリスマスに飲まれるスパイスが効いたグロッギのイチゴ味。この日は外気温マイナス8度くらいだったので芯から冷えた体が温まりました。
手作りの黒パン2種類と美味しいバター。フィンランドのバターは濃厚でとても美味しいんです。
メインはイワナのグリル、魚卵入りタルタルソースと、付け合わせはグリル野菜。
旬の根菜セロリ科のグリル(Mukulaselleri)とリンゴのソース和え。
一口サイズのクリームがのったライ麦パン
デザートは、ミルクプリンにオレンジの皮のソースに赤すぐり。
料理はどれもシンプルで上品な味で美味しかったです。
テルヴァサーリから眺める夜のウスペンスキー寺院。
ここは夏はピクニックや海で泳ぐ人々で賑わう島ですが、冬の間も近所の人たちが犬の散歩やジョギングをしたりしています。
レストランは、事前に予約してからお出かけください。
Ravintola SAVU: https://www.ravintolasavu.fi/en/
住所:Tervasaarenkannas 3, 00170 Helsinki