新しい建物は男女共用トイレが主流になってきた

6年前にストックホルムの王室御用達百貨店を訪れた時、トイレへ行ったら2ユーロ払ったうえに、男女共用トイレ(ジェンダーフリートイレ)だったことに驚愕したのはよく覚えている。トイレを並ぶ列におじさんから若い女性まで一緒くたで、なにこれは?!と衝撃を受けた。それからヘルシンキもここ数年は新しい建物は男女共用トイレが主流になってきています。主に、地下鉄駅、大学のトイレ、図書館、高級ホテルまで…いたるところで男女の区別のないトイレがトレンドになってきている。男女平等社会、LGBT、の先進国でもある北欧、これだけライフスタイルも多様化、いろんな価値観を持った人々が暮らしている世界、おのおのが心地よく暮らせる環境をというのが根底なんだと思う。   

なんとなく個室になるトイレで男女が一緒となると安全面でも心配になりそうなものですが、フィンランドの女性に聞いてみると、「安全だし、別に何も問題もないから平気」という答えが返ってきた。確かに。他の国に比べると非常に治安のよいフィンランド。みんなが思いやりを持って使えばトラブルもなさそう。

ヘルシンキに、2年前に新しくオープンした(ノルウェー本社)高級ホテルのクラリオンホテルのトイレも共用になっています。先日、こんなことがありました。私は、トイレに入って洗面台で手を洗っていたら、日本人観光客の年配の男性が入って来て、私がいることに気づき、「あ!ごめんなさい、間違えた!失礼しました」と何度も謝られました。「いえ、ここは男女のトイレが共用なんですよ。どうぞ入ってください」と言ったのだが、理解はされたものの、やはり気まずかったのか私が出るまで外で待っててくれました。笑。そういう習慣がまだない日本ではなかなか抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、何事も慣れで、私ももうすっかり慣れました。