フィンランドのオススメのビールとアルコール事情

2018年09月05日

スーパーのビールコーナー

フィンランドのオススメビールを数種類ご紹介。

左から、AURA(アウラ):フィンランドのビールの中で私の一番お気に入り。日本のラガービールに一番近い気がする、飲みやすい。トゥルクにあるアウラ川が名前の由来でそのエリアのブランド。

KARHU(カルフ):カルフはフィンランド語で熊の意味。名前の通り、パッケージは迫力ある熊のイラスト。ベーシックなフィンランドビール。大麦。一番人気だそう。

Sandels (サンデルズ):プレミアムラガービール。Koff、Karhu, Lapin Kultaに比べると少々高め。飲みやすい。

KARHU Speltti IPA (カルフ スペルッティ インディアペールエール):カルフが出しているインディアペールエール。スペルト小麦で香りと苦味が強め。私はIPAはどちらかと言うと苦手。

この他、Ruis IPA(ルイス インディアペールエール)は、ライ麦から作られており、フィンランドならでは。

いずれも3ユーロちょっと。Kamppi(カンピ)のKスーパーマーケットでは様々な種類のビールが揃っているので、ぜひ試してください。

フィンランドでは、アルコール規制が非常に厳しく、アルコール度数5.5パーセント以下であれば、スーパーや小さな店舗でも販売していますが、5.5パーセント以上であるワインやウォッカ、リキュール系などは、フィンランドで全国展開しているAlko(アルコ)というお酒専門店へ行かなければ購入できません。アルコール中毒や未成年飲酒など社会的な問題があることが背景にあります。

アルコール販売時間も決められており、平日朝9時から夜21時まで。土曜日は朝9時から夜18時。日曜日は休業。23時までオープンしているスーパーマーケットでも21時になるとお酒のコーナーはカバーされ販売終了になります。

購入する人の年齢制限は、アルコール度数22パーセント未満だと、18歳以上。22パーセント以上は20歳以上。販売店の店員さんが、購入者を30歳以下かもしれない?と思った場合はIDカードの提示を求められる決まりになっています。

フィンランドは、アルコールが高いので、フィンランド人は船で2時間、エストニアのタリンにお酒を買いに行く文化が定着していますが、最近はエストニアのお酒も税金が上がったため、さらに南のラトビアへ買い出しに行くそうです。

寒い北国ならでは...アルコールに関しては特殊な文化があります。

日本のビール、アサヒ、キリン、サッポロも売っていて、1本3ユーロ位です。

#ヘルシンキ #フィンランド

All Photos & Text: Yuko Räsänen