フィンランドの森と湖で過ごす癒しの時間

2018年08月27日

私のフィンランド暮らしの1番のお気に入りの時間は、自然の中で過ごす時間です。森と湖へ出かけハイキングやスイミングなど楽しみます。

ヘルシンキの人口は60万人ほどで、小さな街なので娯楽やエンターテイメントがなく、日本やロンドンに居た頃の生活とは大きく異なります。

日本のように最先端、ブランドのバッグやファッションのトレンドを追いかける人たちも非常に少なく、身につけるものは非常に質素、シンプルです。

同世代の友達たちは、プレゼントも「物」ではなく、「体験」を求める人が多いことに最初はびっくりしました。せっかくのバースデーなんだから、ジュエリーやバッグなど欲しくないのかな?と疑問に思いましたが、身につけるものは最低限あれば十分、それよりも一緒に体験できる旅行やスポーツ、アクティビティ(例えばパラシュートで空を飛ぶとか)をプレゼントとして貰う方が嬉しいという意見を聞いて、なるほどなあ。ものは確かに目に見えるものとしては残るけど、一緒に過ごした時間は双方の思い出として心の中に大事に残るもの。

これまで欲しいものに溢れて生活してきた(している)私もフィンランドで生活をする中で、少しずつですが、ものに対する執着がなくなってきて、シンプル、身軽な暮らしもいいな。と思うようになってきたこの頃です。

季節関係なく、たまにヘルシンキから郊外へ1時間かけて、森の中へ出かけます。

湖の前で焚き火をし、BBQでマッカラ(ソーセージ)を焼いてフィンランド産の美味しいマスタード(シナッピ)をつけて食べるこの贅沢な時間はかけがえのないものです。

ただただ、自然の中にいる時間。これが日々の様々なことを忘れてリラックスできる最高の癒しの時間となっています。

フィンランドの森の中の匂い、白樺の葉っぱが風で揺れる音、透き通る綺麗な湖、フィンランドに来られたら是非、森に入ってみてください。

きっと何か新しい発見がありますよ。

#ヘルシンキ #フィンランド

All Photos & Text: Yuko Räsänen