11月6日「スウェーデン系フィンランド人文化の日 」に食べられるケーキ:グスタフ・アドルフ・ペイストリー
11月6日は、「スウェーデン系フィンランド人文化の日」(スウェーデン語で"Svenska dagen")として、スウェーデン語を母国語として話す人々の文化や歴史をお祝いする日です。
フィンランドの公用語は、フィンランド語とスウェーデン語の2ヶ国語で、少数派ではありますが、フィンランドの人口の5%ほどがスウェーデン語を母国語とするフィンランド人です。
ヘルシンキ市内では、私の住む島でも多くのスウェーデン系フィンランド人が暮らしているため、日常的にスウェーデン語を聞く機会が多いです。
良いスウェーデンの日を!
スウェーデン語で、Glad svenska dagen! フィンランド語で、Hyvää Ruotsalaisuuden päivää!
11月6日に食べられるケーキとは?
フィンランドでもこの日食べられる特別なケーキがあります。それは、グスタフ・アドルフ・ペイストリー (スウェーデン語でGustav Adolfsbakelse)です。名前の由来は、1632年11月6日に亡くなったスウェーデンの国王グスタフ・アドルフを追悼する名残で、ケーキの上には彼の顔をかたどったマジパンやチョコレートが飾ってあります。
ヘルシンキでは、老舗カフェEkberg, Fazer, Engelなどでこの特別ケーキが1日限定で販売されます。
今年も3軒立ち寄り、どれにしようかなと迷った結果、ヘルシンキ大聖堂前のCafé Engel(カフェ・エンゲル)でカハヴィ・タウコ(コーヒー休憩)をしてケーキとコーヒーを頂きました。
一番下は、パイ生地のサクッとした生地が敷かれ、バタースポンジケーキにチョコレートがレイヤー、トップには彼の顔をかたどったホワイトチョコレートがのっていました。
甘すぎなくておいしかったです。1つ7€(日本円で1015円)。コーヒーは3,9€でリフィル(お変わり自由)とお得感があります。
インフレの影響でコーヒーもどんどん値上げしています。
週末だったこともあり、かなり混んでいましたが、こちらのカフェはいつ来ても素敵な空間で店員の対応も親切で良いので、安定感があります。
Fazer Cafe(ファッツェル・カフェ)にも、グスタフ・アドルフ・ペイストリー (Gustav Adolfsbakelse)がずらりと並んでいました。
旗の日
街中にフィンランド国旗があふれる日でした。
店舗情報
Café Engel(カフェ・エンゲル)
住所:Aleksanterinkatu 26, 00170 Helsinki
電話番号:09-652 776
営業時間:月曜日ー金曜日 8:00〜20:00、土曜日 9:00〜21:00、日曜日 10:00〜19:00
https://www.cafeengel.fi/
All Photos & Text: Yuko Räsänen