最新情報!【3月18日現在】新型コロナウイルスに関するフィンランドの状況

3月18日現在の新型コロナウイルスに関するフィンランドの状況をまとめました。参考にしてください。

政府は3月16日夕方、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態を宣言し、フィンランドの国境を封鎖すると発令しました。国境封鎖は、明日3月19日(木)より最低でも4月13日までの期間とのことです。(いつまでかの正確な情報はまだ出ていません)

フィンランドの現状は?

- フィンランドへの渡航は、帰国するフィンランド人やフィンランド在住者以外は停止されます。

- ロシアはフィンランドとの国境を3月17日-5月1日までの間封鎖しました。

- フィンランド全国の学校が本日3月18日-4月13日までの間閉鎖されます。子供たちは、遠隔授業や自宅待機となっています。

- 現在国内で確認されている感染者数は、359名

- ヘルシンキ市内の公共交通機関(地下鉄、トラムなど)は、本日より、例年より早めの夏スケジュールの運転を導入しました。病欠の職員が増加しており、人員不足のため。

よって、本日より市内地下鉄は、月ー金6:30-20:00、土曜日:10:00-20:00、日曜日は通常スケジュールで運転。トラムは通常の土曜日のスケジュールで運転する。

HSL 参照: https://www.hsl.fi/en

- ヘルシンキからの船(ストックホルムやエストニア行き)は停止。ヘルシンキからロシア行きの列車も停止。

-サウリ・ニーニスト大統領は、「全ての人にとって非日常生活に直面し、大変な時期ではあるが、みんなで支え合いフィンランドまた世界はこの苦難を乗り越えられる。」とコメント。

- フィンランド航空は、4月1日から供給能力の90%を削減すると発表。日本便は東京ーヘルシンキのみ運行予定

- Apteekki (薬局)では、特定の薬やアルコール消毒液などに関して1人1つまでという制限販売を開始

- レストランなどは一時的に、時短営業や、閉店措置を取るところも増えています。また、体調が悪いと感じる人は来店を控えるよう呼びかけもされています。テイクアウト対応をするところも増えてきています。

-フィンランド経済悪化の影響が懸念される中、フィンエアーやストックマンデパートなどは社員の一時的解雇なども検討中

生活の様子は?

緊急事態宣言、国境封鎖の発令が出てるまでを振り返ると、フィンランド国家は冷静な判断でスピード感がある対応をとっている印象を受けます。

また、国民はとても冷静にこの状況を受けとめているようです。私の周りのフィンランド人たちも、過度な心配や不安を抱くことはなく、いつもの様子と変わりなく冷静に淡々と過ごしています。

国境封鎖という人生の中で体験したことがない事態を、母国以外で経験することになり私自身は少々不安ではありますが、生活物資などは引き続き供給されるとのことで、あまり心配はせず過ごしています。

私も家族も自宅からのリモートワーク4日目を迎えています。スーパーに行く以外は一切外出は控えて過ごしています。(昨日は雪が舞い寒いということもあり。)冬の間自宅に篭ることが多いフィンランド生活では、その点あまり普段と変わりないように感じています。

企業は、自宅からのリモートワークを現在2週間と予定していますが、企業によっては、今後数ヶ月に渡り延長される可能性も出てきました。

今朝8時、近所のスーパーの様子です。多くの買い物客が出向いていました。

薬局では、痛み止めや解熱剤などの薬を買い求める人が、多く見受けられます。薬によっては、1人1つまでと個数制限されています。

次々と入荷する商品をスタッフ総動員で棚に並べていました。引き続き、缶類、パスタ、トイレットペーパー、チーズ類、肉類などがかなり売れているようです。無くなっても数日以内には棚に商品が入荷しているため、心配はしていません。

トレイットペーパーも大量に入荷していました。購入数の制限などは行なっていないようです。同じ商品を大量に買っていく人もこれまで見たことがありません。

近所のおじいちゃん(70代後半)に遭遇。左手には通常の手袋、右手には黄色いゴム手袋を装着し、買い物にきていました。私とレジの女性に、右手をあげながら、「見て、見て。妻に言われて今日もゴム手袋をつけてきたよ」と笑顔で言ってきたので、「いいね!良いアイデア!」と返事しておきました。(野菜や果物は袋に入っておらず、素手でとって自分で測るシステムのため)

「70歳以上の高齢者には面会を避ける」と発令されているため、ちょっと離れて会話。

ほっこりとした朝の様子でした。

世界中の人々がお互いに励まし合い、この苦難を乗り越えられますように。

思いやりのあるやさしい社会でありますように。1日も早く事態が収束しますように。

自宅前の庭より、まだまだ雪が舞い寒い日(+1〜5度)が続きますが、春は確実に近づいています。

All Photos & Text: Yuko Räsänen