新型コロナウイルス:フィンランドの現状 4/16

2021年04月16日

フィンランドの新型コロナウイルスの現状(4/16付)についてです。

3月末、イースター休暇前には国内の感染者数が過去最多の800名台が続きました。

政府は、4月初旬のイースター休暇後から規制強化(マスク着用義務化や外出規制など含む)を調整してきました。

ニュースでも、「規制強化へ」と報道されていましたが、議会で反対派との話し合いがまとまらず、現状規制のまま、様子を見るに至ったようです。

街では、規制に反対するデモも活発化していました。

中心部では、デモ隊の後を歩く騎馬隊も出ていました。

現状

4/15付の国内感染者数289名。最近は死者数が若干増えています。

イースター後から明らかに感染者数が減少してきているようです。

ワクチン接種1回目が完了した国民は、22%

ワクチン接種1回目が完了した国民は、22,1%と、順調に伸びています。

国民の5人に1人が、1回目を接種を完了したことになります。

J&J社のワクチンは副作用の血栓の問題からフィンランドへの輸入も止められています。

アストラゼネカ社のワクチンは、65歳以上の高齢者に接種されています。

一般の人が、いつ頃にワクチン接種ができるのかの情報はまだ何もありません。

来週から

・現在、全ての飲食店は閉鎖中(テイクアウトのみOK)ですが、来週4月19日(月)より新たな時間規制のもと、飲食店の店内飲食営業が再開されることになりました。

具体的には、酒の提供は17:00まで、バーの営業は18:00まで、レストランの営業は、19:00までです。

9-17時で仕事をしている人にとってはこの時間帯の中で飲食をするのは難しいですね。

・図書館(貸出&返却のみ対応)や美術館などは引き続きの閉鎖

・公共交通機関でのマスク着義務

(現状は地下鉄などでも着用していない人をちらほら見かけますのでどの程度厳しく確認しているかは不明です)

今夏

夏の音楽フェス(トゥルクで開催される大規模な音楽フェス「ルイスロック」)なども中止になっています。


まだまだ先が見えない状況ですが、みなさんもどうぞお身体ご自愛ください。

All Photos & Text: Yuko Räsänen