新型コロナウイルス:フィンランドの現状、ワクチン接種 2月22日現在
スキー休暇
2月も残りわずかとなりました。首都のヘルシンキでは、今週からスキー休暇 (Hiihtoloma) に入りました。学校は休みで多くの人たちが、この時期、北のラップランドへスキーをしに家族で出かけます。
このスキー休暇は地域によって時期が異なり、人々が移動するタイミングが被らないように工夫されています。
今月に入り、日照時間がずいぶん伸びて、現在の日の出 7:39、日の入17:29。
ここまでマイナス20℃近く、今年は本格的な冬で厳しい寒さが続きましたので、バルト海は、分厚く凍り、現在は海の上を歩いたり、ジョギング、自転車、スキー、アイスホッケーなどアウトドアが楽しめます。
まだまだマイナス10℃近くの寒い日が続きますが、明るくなったことで、心身ともにかなり過ごしやすくなってきました。
10月以降自宅で毎日使っていた、キャンドルや窓際のライトも片付けました。
今週はプラス1〜4℃と予報が出ているので、このままプラス気温になってくれればいいなという感じです。春が待ち遠しいのですが、毎年春は、強烈な白樺花粉でアレルギー症状がひどいため、今年も薬を準備しています。
新型コロナウイルスの状況とワクチン接種
2/21現在、フィンランド国内1日の感染者数は、457名。
引き続き、400名台の高水準が続いています。
これまでにワクチン接種をした人は、全人口の5,2%。
医療従事者である、義母は先月すでに2回目のファイザー社製ワクチン接種済みで、副作用もなく元気にしています。
ワクチン接種は、医療従事者、高齢者と順次実施されていますが、一般の人が、打てる時期がいつ頃になるかの情報はまだありません。フィンランドの多くの国民が早くワクチン接種したいと望んでいるとのことです。
ヘルシンキ首都圏では、感染者数拡大を受けて、規制を強化するべきという話が出ていますので、近々規制が再開される可能性もありえます。
現在の規制状況
私も夫も自宅からのリモートワークを始めてちょうど1年が経ちました。
相変わらず企業はリモートワークを推奨しており、多くの人が自宅勤務を継続中です。
公共施設の図書館(貸出・返却のみ対応)や美術館は昨年11月末以降封鎖していますが、先週より一部美術館では事前予約制で再開し始めたところもあります。
飲食店に関しては、通常通り営業しており、一部カフェやレストランは、狭い空間にマスクなしの人たちで、かなり混み合っているところもあります。実際にカフェ内で感染者が出たと発表したカフェもありますので、外食に関しては、注意しています。
地下鉄などの公共交通機関でも引き続きのマスク着用を推奨していますが、あくまでも推奨レベルですので、人によっては着用していない人もいてそれぞれです。
写真は、ヘルシンキの様子。凍ったバルト海の上の、巨大なアイススケートリンクでスケートやアイスホッケーを楽しむ人々。
All Photos & Text: Yuko Räsänen