すっかり秋のヘルシンキより:秋の味覚、和食ご飯

2020年09月10日

すっかり秋のヘルシンキ。

気温もぐんぐん下がり朝晩は10度を切っています。日中で10−15度ほど、肌寒く8月後半以降毎日大雨で、風が強い日が多いです。

今年の夏もあっという間、毎日楽しみすぎたら一瞬で終わりました。6月は暖かい日がわりと多かったけれど、7月は雨ばかりであまり記憶がなし、8月も相変わらずの肌寒い気温で、夏らしい夏はやはり10日あったかなという感じであっけなく終わりました。

国内をたくさん旅し、サマーコテージでも過ごしとても充実した夏でした。

8月後半から急激に日の入りが早まり、夜の暗さが深い黒で、再びトンネルの中です。そして、静けさが戻り、熊さんたち(フィンランド人)は再び冬眠です。フィンランドでは夏の数ヶ月間しかフル稼働しないので、冬はさまざまな経済活動が停止します。

これから長い冬が、来年の5月まで9ヶ月間続きます。

冬支度

8月後半に、家でも着々と冬支度を終えました。

・夏の間は、フローリングでカーペットは使いませんが、夏に全て洗い掃除したカーペットを敷き直し

・自宅の全ての窓掃除(フィンランドの家の窓は二重構造なので洗う枚数が多く、家の全ての窓を洗うのは半日がかり

・暗さ対策で、電球を一番明るい冬仕様に変更

・キャンドル買い足し

冬が来るサインは

・夜の散歩で夫がニット帽をかぶり始める

・夫が本を大量にオンライン&本屋で買い込み始める

・寝る前の日課は、2時間ほど読書に当てる

・外は静まりかえり近所の子供の声や犬までもが引きこもりで音が消える

秋の食材

大好物のとうもろこしのシーズンも終わり間近。フィンランド産の生とうもろこしのシーズンはとても短いので、シーズン中は毎日食べています。

甘くて身がプチプチして美味しいのです。

シンプルに茹でたり、バターライスにしたり、一番のお気に入りは、日本米に餅米を少し、とうもろこしを入れて炊飯器で炊いて、仕上げに粒胡椒をかけて食べるのが好きです。

晩ご飯。時間が取れる日はできるだけ、自炊で和食を作ります。

とうもろこしご飯に、シーズンが始まったかぼちゃのスープは豆乳で作っています。

生姜とニンニクたっぷりの鳥の唐揚げ、かぼちゃの煮付け、ナスとしめじの味噌炒め、きゅうりの漬物。

自炊&和食は最強です。そして旬の食材は安いし栄養満点なので、できる限り旬のものを食べるように心がけています。秋になり、野菜コーナーもしょんぼりしてきました。笑。

これから冬にかけてどんどん、野菜や果物の種類が減り、質が落ちていきます。スーパーへ行っても全くときめかない冬問題です。

スーパーマーケットでは、「Hokkaido 北海道」の名前で、フィンランド産のカボチャが出回っています。これが安価で甘くておいしい。カボチャ小サイズで€2,5ほど。

この秋もたくさんカボチャを食べたいと思います。

All Photos & Text: Yuko Räsänen