2020年5月29日、現在のヘルシンキ街の様子を写真で
本日5月29日時点での、フィンランド国内の現在の感染者数:6 776名(昨日から+33名)、死者数:313名(+0)、集中治療室患者:11名(+0)
引き続き、二桁台の感染者数が毎日続いていますが、死者数はここ数日0が続いています。
ヘルシンキ生活の現状は?
すでに2ヶ月半に及ぶ、外出自粛生活も引き続き、継続中です。
規制緩和へ動き出しつつあるものの、日常生活に特に変化はありません。
引き続きの自宅からのリモートワークに加え、世帯外の人間と会うことはなく、スーパーマーケットや郵便局などでは、ソーシャルディスタンスを守り、公共交通機関は避けています。
外出は、仕事の取材と、食料買い出し、散歩という感じです。
レストランやカフェ:
飲食店は、来週6月1日以降、フィンランド政府が定めた新しい規制のもと、店内飲食を含む営業が再開されます。
どこも様子をみながらの独自の判断での再開となり、開始日やスタイルも様々です。
例えば、老舗カフェ・エクベリ(Ekberg)は、6月1日以降も引き続き、店内飲食は閉鎖を継続、外のテラス席のみ営業を再開するとのこと。
他のレストランでは、店内の席を半分に減らし、テーブルの距離を保ち営業する、全席要予約で営業、引き続きテイクアウトを継続など様々な形態が取られるようです。
ホテルや飲食店業界への打撃がかなり大きいことから、実際、6月1日以降になってみないと、どの程度のレストランやカフェが生き残り、再開するのかなど、現時点では不透明な部分も多いので、今後の様子をみて行くことになります。
個人的には、引き続き店内での飲食をする気分にはならず、注意しているため、引き続きテイクアウトを利用する予定です。
街の様子は、まだまだ油断はできない、という第二波を心配する様子と、緊張感があります。
近所の郵便局では、今になってやっと?!全ての店員がマスク着用をするようになりました。
マスクが店に、出回ってきたこともあり、少しずつではありますが、マスクをする人をちらほら見かけます。それでもまだまだ珍しい少数派で、フィンランド人にマスク着用は定着していません。
賛否両論あった夏休み直前の二週間のみの学校再開も今日で、終わり、学生たちは今日からまた長い夏休み(2ヶ月半)に入ります。
今年の夏季休暇はどうやって過ごす?
政府は、フィンランド国内の移動を引き続き控えるよう、推奨しない。と発表していますが、この時期多くの人がサマーコテージで過ごしています。
そろそろ夏季休暇に入るフィンランド人も多く、「夏休みの予定は?」というメールが飛び交っています。
「もちろん今年は国内で!8月以降にラップランド へ行く予定」
「全く未定で何も予約していないけど、国内で過ごす」
「サマーコテージで過ごす」
など、現状外国への渡航規制でレジャーで国外へはいけないため、そして感染を恐れ、みなさん国内で過ごすとのことです。
同様に、今年は、フィンランドへの旅行をキャンセルされた、日本の方も多いかと思います。フィンエアーのキャンセル便も多く出ているようで。今年は無理でも、またこの状況が落ち着いて、来年以降にフィンランドへの旅行ができたら良いですね。
5月29日のヘルシンキ中心部の様子を写真でお届けします
昼と夜の食事をテイクアウトしに昼休みに出かけたので、街の様子をお届けします。
無印良品は、日本企業ということもあり、社員のマスク着用を徹底?しているようで、スタッフ全員着用していました。他の店でこのような取り組みは見られないため、珍しい光景です。
ちなみに客足はなく閑散としていました。ヘルシンキ 店舗がオープンしたばかりの今回のパンデミックで、無印良品のヘルシンキ店の今後が気になりますね。
完全にゴーストタウン化したカンピショッピングセンターの飲食店フロア。
スーパーマーケットでは、この時期になるとイチゴやベリーが販売されますが、ご覧の通り、パネルが設置され、全てケースに入れて販売されています。この時期に、出回っているものは、スペインやベルギー産など南欧からのベリーです。
フィンランド産はまだ数ヶ月先です。
来週の6月1日に向けて、テラス席の準備を始める店舗も出てきました。
店の入り口には、アルコール消毒液が置かれている店舗もあります。
また、地下鉄やスーパーマーケットの入り口には、アルコール消毒液が置かれています。
日本も緊急事態宣言が解かれたようですが、引き続きお体ご自愛ください。
All Photos & Text: Yuko Räsänen