今年のメーデー(Vappu)のイベントは、お家からライブストリーム!
先週イースターが終わったのも束の間、来週は5月1日(祝日、メーデー: Vappu)でまたまた連休になります。
フィンランドのヴァップは、春の訪れを盛大に祝うパーティーが行われ、街中には風船と(高校卒業時にもらう)白い帽子を被った酔っ払いの人で溢れ返ります。
皆お酒を飲みながらピクニックをし、盛り上がります。お酒が大好きなフィンランド人のリアルな生態が見られる日でもあります。笑
伝統行事として、ヘルシンキ中心部のマーケット広場にある、ハヴィス・アマンダ像(通称:マンタ)をワイルドに水をかけて洗い、学生帽をかぶせてお祝いします。
ヴァップとは何?フィンランドではどんな風にメーデーを過ごすの?
詳しい記事は、EXPAT by クーリエ・ジャポンに書いていますので、上記リンクからご覧ください。
今年のヴァップのイベントはどうなる?
現在、緊急事態宣言発令中、真っ只中のため、ヴァップの恒例イベントも全て中止となりました。警察や市は、街の公園などを封鎖し、多くの人が屋外に集まらないように対策を行うとのこと。
警察官が巡回して人が多く集まっていないか監視、注意喚起、ひどい場合は罰金対象になることもあると言われています。
この緊急事態宣言の中、この一大イベントをフィンランド人たちはどのように家から?過ごすのか注視されます。
そして、ヘルシンキ市は既にライブストリームでオンラインヴァップを祝おうと、オンラインイベントを企画しているとのことです。というわけで、今年はどんな「お家ヴァップ」になるか楽しみです。
それにしても一連のコロナ対応では、フィンランド政府はじめ、市などの対応も非常にスピード感があり、早い、状況に応じて柔軟に対応していく力は素晴らしいなと思います。
フィンランドでは、様々な場面で、臨機応変に、柔軟性がないと生きていけません。人々もそれを柔軟に受け入れる寛容性があると感じます。
「何事もなるようになる。逆に、なるようにしかならない」です。
ヴァップの定番のお菓子と飲み物
ヴァップには、SIMA(シマ)という微炭酸飲料(基本は、砂糖・水・レモン・イーストが入ったあま〜い炭酸水)と、Tippaleipä(ティッパレイパ、カリントウのような食感)、Munkki(ムンキ、ドーナツ)などの揚げたお菓子を食べます。いずれも全て甘くてカロリーはかなり高いです。
スーパーには早くもヴァップの商品が並び始めているので、一足先にヴァップ気分を味わいました。季節が感じられるように、その時々で食べられるものを、フィンランド式でお祝いするようにしています。
「甘〜〜〜〜っ!」と言いながら。笑

こちらが、どこのスーパーでも手に入る、ヴァップのグッズ。揚げたお菓子ティッパレイパは、€3.5、微炭酸飲料水SIMAは€4、カラフルなテープは€2.5ほど。
来週のヴァップ当日には、シャンパンを開けて、美味しい料理とお祝いしたいと思います。
ヴァップが終われば、一気に白夜にむけて季節が進みます。そして、フィンランドの人々は夏休みに入る人も出てきます。
夏がやってくるので、健康で、元気に過ごしたいですね。