手厚い福祉【4月9日現在】新型コロナウイルスに関するフィンランドの状況

旗の日とイースター

本日4月9日は、ミカエル・アグリコラ(Mikael Agricola)の日ということで、旗の日です。旗の日とは、一年を通して特別な日に国旗が街中に掲げられます。

今週末はキリスト教の復活祭(イースター)です。明日4月10日は聖金曜日、12日日曜日は復活祭、13日月曜日はイースターマンデーのため4連休になります。今日から来週いっぱいまで1週間から10日ほど休暇に入る人も多くいます。

今週末は、スーパーマーケットの営業時間も短縮になるため、今日はランチ時間に早めに食材の買い出しへ行ってきました。スーパーマーケットへ行くのは週1,2回に抑え、まとめて買い物をしています。いつも混む時間帯は避けていますが、最近はいつ行っても人出が多いように感じます。

現在の国内感染者数は、2605名(死者数42名)です。

マスク着用

休暇前でスーパーマーケットは混んでいるので、今日もマスク着用&手袋で買い物をしました。私以外にマスクを着用しているフィンランド人は4人ほど見かけました。

マスクを着けない・着ける習慣が全くないフィンランド人もさすがにこの頃はちらほらとマスク姿の人を見かけるようになりましたが、まだまだかなりレアです。どういった目的で使用しているのかは不明ですが…(予防なのか、何らかの症状があるのか?)

マスクを着用していても、特に驚きや変な目で見られることはありません。

これまでは、フィンランド人にとって、マスクをつけていると重病人、何か感染症を持っている、など思う人がほとんどで、そのため不安に感じる人が多く、怖がられたりするようです。

しかし、今回の新型コロナウイルスで、マスク着用が自分と相手を守る手段になること、飛沫予防になる、という議論はフィンランドでも報じられており、マスク姿もちらほら見かけるようになりました。マスク着用への理解が少しは変化しているかもしれません。

フィンランド政府は、フィンランドでのマスク製造を開始すると発表しています。

高い税金と手厚い福祉

今回の緊急事態宣言を受けて、フィンランド経済への打撃も大きく、失業者や経営不振の企業、起業家やフリーランサーなどは国からの手厚いサポートを受けることが出来ます。

ヘルシンキ市の高齢者を対象としたサポートも充実しています。各家庭に郵便で届けられたヘルシンキ市によるヘルプラインの案内。

フィン語、スウェ語、英語の3カ国語で書かれてあり、70歳以上の高齢者で助けが必要な人は、9-16時の間、電話で相談・話し相手、買い物代行依頼、薬の処方サポートを市が無料で行ってくれるサービスです。買い物代行は、必要なものを伝え、玄関前まで届けてくれる仕組み。

また、全ての80歳以上の高齢者で自宅に住む人を対象に、市職員が電話をかけて困っていることはないかなどの確認サポートを行っているとのことです。もちろん高齢者側からも指定番号に電話をすればサポートが受けられます。

今日も買い物途中に、買い物代行の若い職員を数名見かけました。依頼者に電話で確認を取りながら買い物とデリバリーを行っています。

こういった福祉の充実、弱者を守る、見捨てない、平等にサポートを受けられるシステムは、フィンランド人が幸せに暮らすことができる基盤、支えとなっています。

この厳しい状況でも、国民は、政治、国家、社会を信頼しています。そして、手厚い補助があるため、ギスギスした雰囲気はなく、過度な不安を抱くことなく、少しは安心して暮らせるのだと思います。

YouTubeチャンネル:Moi Finland フィンランド暮らし

今日の散歩の風景と、スーパーマーケットでのイースターの食料買い出しの様子はYouTubeに公開しました!今日は旗の日、フィンランド国旗をお届けします!

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All Photos & Text: Yuko Räsänen